熊野磨崖仏

胎蔵寺から300mほどの遊歩道を歩くと、鬼が一夜で築いたという乱積された急な石段があり、その石段を登ると2体の磨崖仏があります。左に高さ8mの不動明王像、右に高さ6.8mの大日如来像が岩壁に刻まれいます。造られた時期は藤原末期(平安末期)と推測され、両方とも国指定史跡、重要文化財に指定されています。鬼の造ったという石段は、人間を食べたい鬼が、恐れ多い熊野権現という神様に人間を食べたいとお願いします。神様は人間を食べたいのであれば、日暮れから鶏が鳴く翌朝まで100段の石段を造れ、できなかったらお前を食い殺すと、できるはずのない無理難題を突きつけます。しかし、人間を食べたいあまりの鬼は99段まで石段を造り、残り1段に驚いた神様は鶏のまねをしてコケコウーロと声を出して鬼をあきらめさせたそうです。磨崖仏からもう少し階段を登ると、熊野権現を祭った熊野神社があります。

鬼が築いたという石段

ムクの木とカヤの木

不動明王像

胎蔵寺

不動明王像

大日如来像

熊野神社

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地図、基本情報

所在地
大分県豊後高田市田染平野 
料金・時間・定休日
詳しくは公式サイトをご覧ください。
その他
駐車場、トイレ、売店、杖あり
アクセス
大分市から車で約60分

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